プログラミングが日本の小学校でも必修化となり、「プログラミングの勉強を自宅でもさせようかな」と思っているお母さんも多いのではないでしょうか。
今では、パソコンやスマホ、タブレットを使って、簡単にプログラミングの学習ができますが、いざやってみようと思ったら「これどうやって使うの?」と思うかもしれませんね。
教室に通ったり通信講座を受けたりする前に、子供にとりあえずやらせてみたいと思ったとき気軽にできる便利さもありますが、使い方がわからなければ、どれだけ良い学習教材だとしても一気につまらないものになってしまいます。
今回は、家庭でプログラミングをやらせたいお母さんや、やってみたいお子さんのために、「できるかぎり簡単に進めていける」プログラミングの本をご紹介していきます。
「やってみたい!やってみよう!」と思える本を見つけていただけたら幸いです★
プログラミングの本の選び方
プログラミングの本を選ぼうと思ったときは本屋さんに見に行ったり、アマゾンなどのWebショップで検索したりすると思うのですが、すごくたくさんのプログラミングの本があることに驚き、「どの本を選べばいいの?」と思ったかもしれませんね。
- 子供でもわかりやすく絵や図が使われているか
- 読むだけではなく手を動かして作品が作れるか
- 発売日をチェックし内容があまり古くないか
子供でもわかりやすく絵や図が使われている本
子供向けのプログラミングの本を選ぶときに、まず注意したいのは「自分の力で進めていける本」かどうか…。
とくに幼児や小学校低学年は、ひらがなを読むのがやっとのお子さんも多いはずです。
それなのに、いくら漢字にルビがふってあったとしても、小さな文字が並んでいるだけの本では、読むことに必死で理解するまで行きつきません。
「じゃあ親が読めばいいじゃん」と思うかもしれませんが、一番初めは親が読んで一緒に進めていくとしても、プログラミング思考力を育てるためにも、自分で進めていく力がつくことを望むのであれば、できる限り子供一人でも進めていける絵や図が使われている本を選ぶことをおすすめします。
読むだけではなく手を動かして作品が作れる本
プログラミングの本を読むだけでは、プログラミングを理解したことにはならず、プログラミングは本を読んだだけで習得できるほど甘いものではありません。
読むだけではなく実際にパソコンやタブレットを使って、自分の手を動かし作品を作っていくことで、プログラミングは身についていきます。
本の解説を読みながら作品を作っていくだけでもいいですが、自分の力だけで作る応用編があれば最高ですね!
発売日をチェックし内容があまり古くない本
プログラミングは日々進化しています。
例えばScratchというツールは、現在使うことのできるバージョンはScratch3.0ですが、もちろんScratch2.0の本も販売しています。
今ではメルカリやヤフオクで中古本を気軽に手に入れることのできる時代ですが、「安い!」とすぐ買うのではなく、Scratch3.0かどうか、いつ発売された本なのかチェックするクセをつけましょう。
Scratch3.0の画面を見ているのに、本はScratch2.0だと、操作が合っているのかわからなくなり嫌になる可能性が高いです。
しかもコードをマネして入力してもプログラムが動かないということもあります。
できる限り発売日が新しいもの、改訂版が出ていれば最新版を買うようにしましょう。
今回、Scratchなどのツールを使いながら学んでいくプログラミングの本は、できる限り最新のものに絞ってご紹介しています。
プログラミングを学び始める前に読む本3選
①ディズニーはじめてよむプログラミングの本
価格 | 1,650円(本体1,500円+税) |
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推奨年齢 | 4歳~小学校低学年 |
発売日 | 2019年8月9日 |
キャラクターを助けるためにはどうしたらいいのか考えながら進めていきます。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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下の画像は【「ループ」って、なあに?】という疑問に「同じコードを何度もくりかえすときは、ループを使って…」と答えていますが、このようにプログラミング言語でコードを組み立てる作業を知ることができます。
下の画像は、雪だるまのオラフが真夏を生きるためには雲が必要だと言っていますね。
「太陽の下に雲がなければオラフは溶けてしまうから、太陽の下に雲がない【バグ】を見つけ出してオラフを助けてあげよう!」と言った問題ですが、どこを変えたらいいかわかりますか?
このようにイラストや図が使われていているので、未就園児から小学校低学年までの、プログラミング教育の最初の一冊としてお母さんと読み進めるのににとても最適です。
②ルビィのぼうけん
価格 | 1,980円(1,800円+税) |
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推奨年齢 | 4歳~11歳 |
発売日 | 2016年5月19日 |
前半の「好奇心いっぱいの女の子、ルビィが宝石集めの冒険をする絵本パート」と、後半の「練習問題パート」を通じて、プログラミングに必要な考え方に触れていきます。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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ルビィは「こうしなさい」と言われるのがきらいな女の子で、お父さんに「学校に行くからお洋服を着なさい」と言われると、パジャマの上からワンピースを着てしまい、「『まずパジャマをぬぎなさい』なんて言わなかったじゃない」とちょっと困った子供になってしまいます。
そんなとき、【宝石を5つ、かくしたから、さがしてごらん】というお父さんからの手紙を受け取り、ルビィの宝石探しが始まるのです。
お父さんの部屋から手掛かりとなるペンギンや雪ひょう、きつねの居場所となるメモをみつけ、地図に書き込んでいきました。
きつねが住んでいる場所にたどり着いたら、なんでもかんでも散らかってる、めちゃくちゃなどろだらけの【やさい畑】でした。
きつねたちは何をやるのかわからず、終わった仕事を繰り返したり、まだ手付かずの仕事があったりするので、ルビィは「あなたたちはタネまきかかり!タネの入ったふくろを持って、畑の穴が空っぽだったら、次の穴へどうぞ。列のはしっこまで来たら、次の列へどうぞ。今まで行ったことを、5回繰り返してね」と指示しました。
きつねたちは無事に畑仕事を終えて、ルビィは畑の中から宝石を見つけ出すことができました。
【タネの入ったふくろを持って、畑の穴が空っぽだったら、次の穴へどうぞ。列のはしっこまで来たら、次の列へどうぞ。今まで行ったことを、5回繰り返してね】このルビィの言葉はまさにプログラムを作るときの命令そのものになりますので、前半はルビィの世界を楽しみながらプログラミング思考力を身に付けていきます。
相手にどのように伝えていったら、自分の思い通りに動いてくれるのか…を考える必要があることを覚えていくのですね。
後半は、子供への【問いかけ】です。
ルビィが服選びに困らないように、黄色のブロックのルールを守って、ピンクのブロックの中にぴったりの服を用意してあげます。【もし「雨降り」なら「カッパ」。そうでなければ「ワンピース」】というような問題を解いていくうちに、プログラミングで必要となる命令する順序も少しずつ理解していけるでしょう。
大人であれば、後半の練習問題だけをやってもいいですね。
③なるほどわかった コンピューターとプログラミング
価格 | 1,980円(1,800円+税) |
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推奨年齢 | 小学校中学年~ |
発売日 | 2017年2月22日 |
「こどもプログラミング本大賞」受賞しています。
プログラミングについてやコンピューターの基礎を楽しみながら学べる仕掛け本です。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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どんな仕掛け絵本になっているのか、一度動画を見てみるとよくわかります!
例えば、いつも使っているパソコンの中ってどんな風になっているのかご存知ですか?
パソコンを自分で組み立てたり、メモリーを増設したりしたことのあるお母さんなら見たことがあるかもしれませんが、「パソコンの中がどうなっているのかわからない」という人が大半だと思うのです。
これをいい機会に、ぜひ仕掛けをめくりながら、パソコンの仕組みをお子さんと学んでみてください。
【なるほどわかった ことが コンピューターとプログラミング】の本を図書館で借りて読んだ子供が、プログラミングに興味を持ちScratchでゲームやアニメーションを作り始めたという声も多く聞きます。
パソコンの仕組みだけではなく、Scratchという小学生向けウェブサイトを紙上に再現しているので、Scratchの命令の仕方などもわかり、これから「Scratchを子どもにやらせようかなと思っている」なら始める前に読むと、とてもわかりやすくおすすめです。
幼児向けのプログラミングの本2選
①ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング
ツール | Viscuit(ビスケット) |
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価格 | 1,980円(1,800円+税) |
推奨年齢 | 4歳~ |
発売日 | 2017年3月16日 |
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【ビスケット】はスマホやタブレットで動くアプリ版と、パソコンで動くブラウザ版があります。
推奨年齢が4歳からとなっていますが、本の中身をみると対象となる年齢が4歳以上のほかに、6歳以上、8歳以上、10歳以上と分けられています。
そして、メガネや音などのひみつコラムや、親子向けのコラムなどと、幼児だけではなく小学生から大人まで幅広く、絵をかいて遊びながらプログラミングを学ぶことができるのです。ビスケットは難しい操作もなく、えんぴつボタンを押して絵を描いた後、「メガネ」という命令するための部品を使って、自分で描いた絵をどう動かしたいかを決めて実際に動かしていきます。
ビスケットの使い方を見ずに、ビスケットを使い始めると「単純な動きしかできないのか、つまらん」という気持ちになるので、ぜひ本を読んで使い方をマスターしてから始めてもらいたいです。
なぜなら、アイデア次第でゲームやアニメーションを作ることが出来るからなんですね。
みんなが作った作品もみることができるので、「どんな作品をみんな作っているのかな」と見て参考にして、創造力を膨らまして作っていくのも良いですね。
②5歳からはじめるすくすくプログラミング
ツール | スクラッチジュニア(タブレット無料アプリ) |
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価格 | 1,870円(1,700円+税)※現在はkindle版(電子書籍)が0円ですよ! |
推奨年齢 | 5歳から7歳 |
発売日 | 2014年10月20日(古い本ですが問題なく使えています!) |
デジタルツールを駆使しながら、積み木やブロックのような感覚で創造力や問題解決力を養います。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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下の画像がスクラッチジュニアの画面で、娘は海の中にりんごやももを泳がしているようですw
【にゃーこ】と【じゅにあ】のやり取りで進んでいくのですが、イラストがとても多く、絵を描いたり塗り絵ができるページもあり、飽きさせないようになっていますよ。
ひとつデメリットをあげるとしたら、【おうちのかたへ】という部分以外は全部ひらがななので、結構読みにくいです…。
ただし、ひらがなが読める子どもであれば一人で読みながら進めていけるというメリットもありますね。海の中で魚を泳がせたり、あみだくじを作ったり、ジャンプゲームや動く絵本も作っていきます。
本を読みながら実際に手を動かして作っていくので、スクラッチジュニアの使い方も覚えることができ、自分の作品を作り出せる力もついていきますよ。
小学生向けのプログラミングの本5選
①できるキッズ 子どもと学ぶScratch3 プログラミング入門
ツール | Scratch3.0 |
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価格 | 2,068円(1,880円+税) |
推奨年齢 | 小学校3年生以上 |
発売日 | 2020年3月19日 |
日本一売れていると言われる「できるシリーズ」のScratchプログラミング本【できるキッズ 子どもと学ぶScratch3 プログラミング入門】では、Scratchの基本的となる「ねこ歩き」から始まり、子供に大人気の「アクションゲーム」や「リズムゲーム」などの11個のゲームを作ってプログラミングについて学んでいきます。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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プログラミングの基礎「繰り返し処理」からスタートし、最終的には「変数」や「配列」、「入れ子構造」など本格的なプログラミングに役立つ概念を身に付けていきます。
さすが、できるシリーズ!!
マウスやキーボードの動かし方から、Scratchの操作方法まで、イラストと図でわかりやすく解説されています。「初めて子供にパソコンを触らせるけどどうやって教えたらいいのだろう」と不安になるお母さんもいると思いますが、【できるキッズ 子どもと学ぶScratch3 プログラミング入門】の本は、そんな不安を消してしまうほど親切な内容なので、お子さんと一緒に安心して進めていくことができるでしょう。
下の画像を見てもらうとわかりますが、学習を始める前に、プログラミングの概念や、ゲームの実際の動き、子供への説明方法まで確認してから進めていくことができます。
操作手順をすべて掲載して、重要なポイントは「ヒント!」として別枠で解説している、とても丁寧なフルカラー図説ですので、【できるキッズ 子どもと学ぶScratch3 プログラミング入門】の本のみでも進めていくことは十分可能だと思うのですが、本を読むだけではなくYouTubeでの動画解説もあるのです!
しかし、子供だけだと意味が分からない箇所が出てくることもあるため、まずはお母さんが読んで予習し理解を深めてから子供と一緒に取り組むと迷いがなくスムーズに進めるでしょう。
レッスンの内容の応用として、ワンランク上にテクニックも掲載されているので、「学んだことがいかせるか」をチェックしながら進めていくことができますね!
②よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング
ツール | Scratch |
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価格 | 1,980円(1,800円+税) |
推奨年齢 | 小中学生向け |
発売日 | 2019年7月31日 |
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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「おうちの方、指導する方へ」以外はすべての漢字にフリガナがふってあり、フルカラー印刷で漫画のページもあるので、子供にとっては読みやすい本ですね。
チャプター1からチャプター5まであり、1チャプターに付き4~7レッスン学習した後「チャレンジ問題」で学習したことが身についているか確認することができます。
フルカラー印刷で操作手順は親切に説明されていますが、マウスやキーボードの動かし方の解説は省かれているため、パソコンの使い方をお母さんが理解しているか、子供がある程度パソコンを使いこなしていることが大切です。
本格的なゲーム制作までは進まないので、Scratchを使う本としては入門書向けとなるでしょう。【よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング】と次にご紹介する【Scratch3.0で楽しむレッツ!プログラミングジュニア・プログラミング検定公式テキスト】は同じFOM出版から発売されている本になります。
本の内容を読むと、まずは【よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング】で基礎を学んでから、【Scratch3.0で楽しむレッツ!プログラミングジュニア・プログラミング検定公式テキスト】に進むとスムーズに進むかなと思い、続けてFOM出版をご紹介していきます。
③Scratch3.0で楽しむレッツ!プログラミングジュニア・プログラミング検定公式テキスト
ツール | Scratch3.0 |
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価格 | 2,750円(2,500円+税) |
推奨年齢 | 小学生 |
発売日 | 2018年2月28日 |
「Scratch3.0で楽しむレッツ!プログラミングジュニア・プログラミング検定公式テキスト」は、ゲームが大好きな男の子「サトシ」が、同級生のScratch達人「トンボちゃん」の弟子となりプログラミングを学んでいくというストーリーになっています。
本の題名からわかるように、Scratchプログラミングの技能を認定する「ジュニア・プログラミング検定」の公式テキストです。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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ゲームが大好きな男の子「サトシ」と、同級生のScratch達人「トンボちゃん」です。
文字は大きめで漢字には読み仮名付きなので、小学校低学年の子供は黄色いマーカーを追っていきながら真似して作業をしていくと、なんとかゲームが完成します。
そして、小学校高学年は本をじっくり読み進めていくことでScratchに詳しくなり、プログラミング思考力が身についていきます。
やはり検定向けのテキストとなっているだけあって少々難しい本で、「逐次処理」「並列処理」を使いこなしていく内容になっており全くの初心者向けではないですね。- 逐次処理…最初にやること後にやることが決まっていて、順番を入れ替えてはいけない。例:靴下を履いてから靴を履く
- 並列処理…同時に進めていく。例:靴を履きながら上着を着る
もちろん、黄色のマーカーを読み進めていけばゲームは作れますが、仕組みを理解してアレンジすることが求められるため、後半になってくると小学生低学年では「難しい!」と感じるようになってくるでしょう。
本を隅々までやろうと思ったら、小学校高学年から中学生の子供向けと言えますね。
ですので、先ほどご紹介した【よくわかるScratch3.0ではじめるプログラミング】の本でScratchの使い方を覚えた後に、「もう少しやってみたい」「検定ってどうなんだろう」と思ったときに読むと良いかなと思いご紹介しました。
ご参考になれば幸いです★
④いちばんはじめのプログラミング「Scratch3対応」
ツール | Scratch3.0 |
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価格 | 2,090円(1,900円+税) |
推奨年齢 | 小学校3年生以上 |
発売日 | 2019年4月10日 |
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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「いちばんはじめのプログラミング」という題名通り、基本的な操作のおさらいやタブレットの利用方法も掲載されているので、全くの初心者でも安心して読み進めることができます。
フルカラー印刷で操作手順も丁寧に解説しており、色を変えられる電子ピアノ作りや計算ゲーム、シューティングゲームのような本格的なものまでと「6つのゲーム」を作りながらプログラミングを学んでいきますよ。
後半では中学生になってから習う2次関数が出てくるので小学生には難しく感じるかもしれませんが、本通りに進めていくとゲームは完成させることができます。
「いちばんはじめのプログラミング」を使いながらScratch3.0を学んだ子供が数値入力に悩んだといっているお母さんがいました。
この本に限らずすべてに言えることですが、数値を入力するときに半角全角入力を間違えるだけでプログラムが正常に動かないので、本には掲載されていないことは、お母さんのサポートが必要になることもあります。
⑤自分で作ってみんなで遊べる!プログラミングマインクラフトでゲームを作ろう!
ツール | Scratch(D-SCHOOLが開発したマイクラッチ)・マイクラフトPC版 |
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価格 | 1,980円(1,800円+税) |
推奨年齢 | 小中学生 |
発売日 | 2019年7月29日 |
日本では「マイクラ」と呼ばれ親しまれているゲーム【マインクラフト】は、ステージやシナリオをクリアしていくゲームではなく、立方体ブロックで構成されていて、そのブロックを原則自由に設置して自分オリジナルの世界を作っていくことができます。
その世界の中で、D-SCHOOLが開発したマイクラッチというものを使い、マインクラフトの世界に自分の思い通りのものを作り上げていくことができます。
D-SCHOOLのご紹介はこちらにも書いています▼▼▼
日本でもプログラミングが必修化となり、「プログラミングを習わせたい」というお母さんが増えてきています。 しかし、あなたがフルタイム勤務だったり、兄弟の下の子がまだ小さく送り迎えが難しかったりして、教室に通うのはなかなかハードルが高いと[…]
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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マインクラフトをすでに使っている子どもにとって、「マイクラでプログラミングが学べますよ」と言われても、「プログラムを組まなくても自分でできるからいい」というお子さんもいるかと思います。
日本ではまだまだ遊びのイメージが強いですが、欧米ではマインクラフトをプログラミングの学習として使われているのですが。なぜだと思いますか?マインクラフトをやっている子どもならわかると思うのですが、ブロックを積んで家を建てるのはものすごく時間がかかります。
しかし、プログラムを組むことで一気に作り上げてしまうことができるのです。「チマチマ作り上げていくのが楽しいからいいよー」というのであれば、プログラミングは別の学習方法をおすすめしますが、「えっ!?そうなの!」と思われた方は、マインクラフトを使ってプログラミングを学ぶ方法も良いかもしれませんね。
【自分で作ってみんなで遊べる!プログラミングマインクラフトでゲームを作ろう!】では、面白いゲームを作ることを目的としています。
全くScratchを使ったことがない初心者向けではなく、どちらかというとScratchに触れたことはあって「Scratchって楽しい!」と思っている子どもに向けて作られています。
しかし、Scratchを触ったことはあるけど興味がわかなかったという子供たちも、「楽しい!」と思えるきっかけになるかもしれません。D-SCHOOLが開発するマイクラッチは、マインクラフトの導入から「JDK」「Minecraft Forge」「Raspberry Jam Mod」の導入が必要になってきます。
すべてを導入するには若干時間がかかりますので、時間に余裕のある時に行うようにしてくださいね。ブロックを置いたり、ブロックの置き場所を変えたりという易しめの内容から、アスレチックゲームなど20種類のゲームを作っていきます。
とにかく「面白いゲームを作る」ことを目的としているため、作ったら家族や友達に見せたくなってしまうようなゲームばかりであることから、今までプログラミングの面白さをイマイチ感じられなかった子供にもおすすめの1冊です。
中学生向けのプログラミングの本2選
①12歳からはじめるゼロからのSwift Playgroundsゲームプログラミング教室
ツール | Swift |
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価格 | 2,728円(2,480円+税) |
推奨年齢 | 12歳以上 |
発売日 | 2019年3月25日 |
平和なツバメの森にあるツバメ塾のプログラミングのことにとっても詳しい「うさぎ先生」と、生徒である、いたずらっ子の「キツネくん」とクラスの委員長の「たぬきちゃん」と共に、【Swift Playgrounds】というiPad上で動くプログラミング学習用アプリを使って、Swiftプログラミングを学んでいきます。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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ツバメの森のツバメ塾といっているように、【Swift】とはアマツバメという鳥のことで、「速い」「すばやい」「迅速な」という意味があります。
Swift Playgroundsは、Apple純正のアプリで無料でダウンロードして使うことができます。
「読みやすさ」「書きやすさ」からプログラミング初心者でも簡単に扱える言語で、Apple社製のOSの上で動くアプリを作成することができるのです。自分の作りたいゲームをiPadで作ることができるので気軽に始められ、「どんなゲームを作りたいか」「動きはどのようにしようか」などと実現するために様々なことを考えて作っていくうちに、「さらに面白いゲームにするにはどうしようか」などと創造力を膨らまして作っていく力も自然とついていきます。
【12歳からはじめるゼロからのSwift Playgroundsゲームプログラミング教室】という本の題名からして、12歳以上を推奨しています。
本の中身もフルカラーではなく漢字にフリガナはついていませんし、文字も若干多くなりますので、小学生には難しいかなという印象です。
基本的な使い方を覚えたら、下のようなゲームを作っていきます。
「追いかけヘビ」ゲームは画面をドラックするとヘビが指についてくるというゲームなので、自分が打ち込んだコードによってヘビが動き出したら嬉しいですよね♪
②使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ
ツール | Scratch |
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価格 | 1,980円(1,800円+税) |
推奨年齢 | 11歳~ |
発売日 | 2019年5月17日 |
教育用コンピューター「micro:bit」とつなげて遊ぶ作品の紹介もしていますよ。
- ★この本を読んだ感想こちらからどうぞ♪(ネタバレあり)>>>
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Scratch3.0の最新機能をしっかりと使っている本なので、パソコンだけではなくスマホやタブレットならではの作品や、micro:bit(マイクロビット)連携なども可能です。
イギリスのBBCが主体となって作った教育向けのマイコンボード。
ユーザーが動作をプログラミングできる25個のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センサと磁力センサ、無線通信機能(BLE)を搭載しています。mbedのように、USBケーブルでPCと接続し、プログラムをドラッグアンドドロップで書き込むことが可能です。
引用:Dis教育ICT総合サイトフルカラーでとても見やすい上に、漢字にはフリガナがついていますので、自分の力で読み進めていくこともできますね。パソコンを見て作業するだけではなく、パソコンを離れて手を動かして作る工作を楽しめるのも、この本を選ぶ大きなメリットではないでしょうか。他にも以下のように「楽しい」と思えるゲームを15作品も作っていくので、親子でプログラミングを学んでいきたいという人にはピッタリです。
子どもにプログラミングを教えたいと思っているお母さん、Scratchは少しやってみたことがあるお子さんにもおすすめします。
まとめ
プログラミングを自宅で学ぼうと思ったとき、一番手軽に始められるのは【本】を読んで学んでいく方法ですが、子供自身が読むのが嫌になったり、つまらないと思ってしまったりするのは、本も時間ももったいないですよね。
イラストや図が使われていて、実際に自分で作品が作っていける本を選んでいきましょう。
そして、発売日はいつかを必ずチェックして、実際の画面と本があっていないというリスクを極力避けるようにしたいですね。